決断と実行-県民のくらしを守る-

明けましておめでとうございます。昨年中は皆様に大変お世話になり、ありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします。

流行が始まってから3年以上続くコロナウイルス感染症、一時収まるかに見えましたが、流行の拡大と収縮を繰り返し、今、第八波に入ったと言われております。私自身、ワクチンも接種し、気を付けていたつもりでしたが、昨年の7月に感染してしまいました。幸い軽症で済みましたが、周りの方々にご迷惑をおかけし、皆様にご心配をおかけいたしました。この感染症、これからも流行の波を繰り返すことになるのかもしれませんが、ウイズコロナを念頭に置きながら生活することになるのだろうと思います。

昨年は7月に参議院選挙がありました。私はこれまで通り、石井浩郎候補を応援いたしました。石井さんを、プロ野球の世界から政治の世界へ引っ張り込んだ張本人が私で、その責任もありますので皆様のご協力をいただきながら選挙戦を戦い、三度目の勝利を得ることができました。

石井議員は現在国土交通副大臣の要職にありながら、国土強靭化や陸・海・空の交通網をはじめとする社会基盤の更なる整備、特に秋田県は昨年8月の豪雨災害で大きな被害を受けましたが、その復旧や日沿道の早期完成などのために、精力的にその職務に当たっており、これからますます活躍してくれるものと期待しております。

この8月の豪雨災害では、河川や道路は勿論のこと、農業関連が比内地鶏を初め大きな被害を受けましたので、県としてもその対策を十分にしながら、営農を続けられるようにしていかなければならないと思います。

そして11月に、私はこれまで離れていた自民党に復党し、同時に県議会の自民党会派にも復帰いたしました。

昨年の2月頃から、自民党の国会議員の方々や数名の県会議員の皆様から復党するよう熱心に誘われており、私自身複雑な思いもありましたが、もともと自民党との間に何かがあったわけでもなく、国政選挙などでは一緒に行動しておりましたので、誘っていただいた皆様の友情に感謝しながら、復党することにいたしました。また気持ちを新たにし、議員としての本分を全うしていきたいと思います。

さて、新しい年を迎えました。秋田県は今、昨年策定した「新秋田元気創造プラン」を県政運営の指針として各種政策を進めております。

特に、少子化・人口減少を県政の最重要課題と位置付け、この状況を少しでも改善しようと様々な取り組みを行っております。

人口の社会的減少の大きな原因として大都市圏との所得格差が言われ、この格差の縮小が喫緊の課題であります。そこで県は、誘致企業をはじめとして県内企業に対する給与の引き上げを働きかけたり、あるいは給与水準の向上に取り組む企業に対する有利な融資制度などいろいろな優遇措置を講じることとしております。

また多様な雇用の場の確保も重要であり、新たな産業振興策として取り組んでいるのが、再生可能エネルギーである風力発電であります。能代沖・秋田沖・由利本荘沖はわが国有数の風力発電海域であり、すでに工事が始まり、この事業の伸展により県内企業の参入など、県内産業にも大きな効果をもたらし、若者の県内定着にも寄与ものと期待されます。

またこのたび、車のご当地ナンバーとして、秋田犬の親子のナンバープレートが決定され、国への正式な申請を終えました。今後は国の審査・認定を経て、今年10月から「秋田犬ナンバープレート」の交付が開始されます。このナンバープレートの普及により、本県の大いなるPRにつながるものと思います。

今年4月には統一地方選挙が予定され、私も改選期を迎えます。これまで皆様のご支援をいただきながら8期32年間、少しでも皆様のお役に立つことができれば、との思いで議員活動を続けてまいりました。県政、いつの時代でも課題は山積しており、一朝一夕には解決できませんが、県民、行政、議会が一体となって県勢発展への取り組みをしていかなければならないこともまた確かであります。

私は幸い今健康で元気に活動しており、もう少し議員として頑張ってみたいと思っております。皆様には変わらぬご支援、ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。