令和七年二月

皆様お元気でお過ごしのことと思います。

昨年を振り返ってみますと、八月に大館市長選挙がありました。私が応援した候補は敗れてしまいましたが、日本一若い市長が誕生いたしました。行政経験はありませんが、起業で成功した経験、若い柔軟な発想や新しい視点などで、大館発展のため力を尽くしてほしいと思います。

十月には衆議院議員総選挙がありました。これまで我が県のため、大きな力を発揮してきた金田勝年先生が引退され、その後継者として我々自民党は元大館市長の福原じゅんじ氏を公認候補者とし選挙戦に臨みました。政治と金の問題で自民党に対する強い逆風が吹き荒れる中、極めて厳しい戦いを強いられ、福原候補残念ながら小選挙区では敗れましたが、比例区で当選し議席を得ることができました。福原議員には野呂田先生、金田先生の政策秘書としての経験や人脈を生かし、地方自治に精通した議員として地域のため、秋田県のため、我が国のため大いに働いてほしいと願っております。

昨年もまた県内各地で大雨による災害が発生いたしました。近年は温暖化の影響だと思いますが、毎年のように県内のどこかで大きな災害が起きております。今後は、災害は毎年起きるという前提で、防災・減災対策をしていかなければなりません。無堤地区の解消、砂防・防災ダムの建設、河床の樹木の伐採や流木・土砂の除去など定期的な整備、急傾斜地対策、市街地の排水溝の整備等、災害を未然に防ぐため県土の強靭化を急ぐ必要があります。また災害が起きた時の避難所の整備も課題になっております。避難所におけるプライバシー保護や感染症対策、トイレ等の問題です。これまでのように単に地域にある学校の体育館や公民館を避難所に指定するだけではなく、避難してきた人達の生活の質をどのようにして保つかといった視点も加味した避難所にしなければなりません。

また熊の出没も各地で相次ぎました。十一月には土崎のスーパーに熊が入り込み居座るという事案があり県民を驚かせました。昨年は山の餌が豊富で、一昨年より出没件数や人身被害は減りましたが、熊、特にアーバンベア駆除のための法整備、熊の生息域と住民の生活圏を隔てる山里の整備を急ぎ、人身被害、農作物被害を防がなければなりません。また熊対策に当たる警察官、県・市町村職員や猟友会会員の安全確保用防護装備の充実も考える必要があります。

さて秋田県の最重要課題、なんと言っても少子化人口減少です。これまでも様々な対策・政策が打ち出されてきました。しかしなかなか思うような効果を上げることができません。若い人達の希望に合致する多種多様な職場を用意する産業政策、意欲を持って従事することのできるスマート農業や林業の推進、結婚しやすい、あるいは子供を産み育てやすい環境整備、健康寿命を伸ばし、県民の命と健康を守るための医療福祉の充実、とりわけ医師・歯科医師不足対策は急務であります。総合病院における医師不足とともに、近年、医院や歯科医院の閉院が増え、いわゆる医療難民が社会問題となっております。できる限りの医師の充足政策、そして医療機関への公共交通網の整備が必要です。

また教育の無償化を進め、教育費の負担軽減を図る事も少子化対策になります。

あらゆる政策を駆使し、少子化人口減少という難題に取り組んでいかなければなりませんが、これまでとは違った観点からの取り組みも必要かと思います。

今年は四月に知事選挙があります。佐竹知事が引退し新しい知事が誕生することになりますが、私は、秋田県にはこれまでにない新たな発想や、前例にとらわれない行政運営のできる若い知事が必要だと思います。全国的に若い四十代の知事がどんどん誕生する中で、わが県でもぜひ新しい柔軟な思考を持ち、これまでとは違った観点からの取り組みができる、頭脳明晰で突破力のある若い知事の誕生を実現したいものだと思います。そのために私も全力を尽くします。今年もよろしくお願いいたします。